最近、体温が35度台といわれる「低体温」傾向の人が増えているといわれています。はっきりとした自覚症状がない場合も多いですが、手足が冷えやすい、指先が冷たいといった“冷え性”は、体温が低めであるサインのひとつと考えられています。
体温が低い状態が続くと、血行や代謝の巡りに影響しやすく、美容や体調管理の面でも気になるところ。今回は、日常生活の中で無理なく取り入れやすい「基礎体温を上げるための習慣」を中心にご紹介します。
低体温傾向で感じやすくなる不調とは?
医学的に「低体温」という正式な病名があるわけではありませんが、一般的には平熱が36.0℃未満の場合、体が冷えやすい傾向にあるといわれています。
体温が低めの状態が続くと、次のような不調を感じやすくなることがあります。
・手足の冷え(冷え性)
・血行不良
・むくみやすさ
・腰や下半身の重だるさ
・生理周期の乱れ
・生理痛
・頭痛
・寝つきにくさ
・全身の倦怠感
また、体温と免疫機能には関係があるとされており、免疫細胞は体温が高めの状態で活発に働きやすいことが示唆されています。そのため、基礎体温を適切に保つことは、体調管理の土台づくりとして大切だと考えられています。
基礎体温を上げるために意識したい生活習慣
基礎体温を無理なく整えていくためには、特別なことよりも日々の積み重ねが重要です。
ここからは、生活に取り入れやすい方法をご紹介します。
入浴はシャワーで済ませず、湯船につかる習慣を
忙しいとついシャワーだけで済ませてしまいがちですが、湯船につかる習慣は体を内側から温める助けになります。

ぬるめ〜やや温かいお湯に10分ほどつかることで、体がじんわり温まり、リラックスしやすくなります。血流の巡りをサポートすることにもつながると考えられています。
注目されている入浴法「HSP(ヒートショックプロテイン)入浴」
近年、美容や健康分野で注目されているのがHSP(ヒートショックプロテイン)入浴です。
体を温める刺激を上手に取り入れることで、体調管理のサポートにつながるといわれています。
【入浴の目安】
・入浴前に水分補給をする
・40℃なら20分、41℃なら15分、42℃なら10分程度
・首元までしっかり温める
・入浴後はすぐに体を冷やさず、20分ほど保温する
※無理のない温度・時間で行い、体調に異変を感じた場合は中止してください。
食生活を見直して、内側から体を温める
食事内容も体温の巡りに関係すると考えられています。加工食品や甘いものを摂りすぎると、体の巡りが滞りやすくなることがあるため、量や頻度を意識することが大切です。

一方で、体を温めるとされる食材を取り入れるのもおすすめです。
・大根
・にんじん
・ごぼう
・さつまいも
・かぶ
・しょうが
これらの根菜類は、冷え対策のサポート食材として知られており、日々の食事に取り入れやすい点も魅力です。
適度な運動で「体温を生み出しやすい体」へ
筋肉は体温を生み出す重要な役割を担っています。運動不足が続くと筋肉量が減り、体が冷えやすくなることもあります。

激しい運動でなくても、毎日少し体を動かす習慣が大切です。
おすすめの運動例
・ウォーキング(20〜30分程度)
・ストレッチ
・スクワット
・ヨガ
・ラジオ体操
※1日5分でも構いません。無理のない範囲で続けていきましょう。
日常生活で「冷やさない工夫」を意識する
基礎体温を整えるためには、体を冷やさない工夫も欠かせません。
・下半身を冷やさない服装を心がける
・腹巻やインナーでお腹・腰を守る
・首元を冷やさない
・肌の露出を控える
こうした小さな工夫の積み重ねが、冷えにくい体づくりにつながります。
基礎体温を整えるためのまとめ
基礎体温が低い状態が続くと、体調や美容面で不調を感じやすくなることがあります。ただし、急激に体温を上げる必要はありません。
・入浴
・食事
・運動
・服装
これらを少しずつ見直し、無理のない範囲で生活習慣を整えることが大切です。「最近冷えやすいかも」と感じたら、今日できることから始めてみましょう。日々の積み重ねが、健やかな体づくりにつながっていきます。




















